学長メッセージ
グローバルWell-being共創社会の実現に向けて
弘前大学は、「世界に発信し、地域とともに創造する」というスローガンを掲げ、地域と共に歩む地方大学として、地域課題の解決に向けた取り組みを進めています。その成果は地域にとどまらず、全国、さらには世界に通用するものだと考えています。
本学では、J-PEAKSにおける10年後のビジョンとして、「異分野融合型総合知により革新的な卓越研究大学群を構築し、この研究大学群を牽引する中核大学として、グルーバルWell-being共創社会を実現する」という目標を掲げています。特にWell-being領域で卓越性を発揮し、弘前大学が作り出すWell-beingを基軸とした「街づくりモデル」を、弘前から北東北へ、さらに全国・世界へと展開することを目指します。そのために、ビジョン実現に向けた達成プロセスを明確に示し、着実な実行を図ります。
本学は、約3,000項目に及ぶ健常人の幅広いビッグデータを21年間、毎年1,000人以上継続して収集・蓄積してきました。このデータへの期待から、有力企業が多数の共同研究講座や共創研究所を開設しており、すでに国内トップクラスの大型産学連携実績を有しています。これらの強みを基盤として、グローバルWell-being共創社会の実現に向け、3つの柱を中心に取り組みを進めて行きます。
まず、異分野が連携して生み出す総合知を活用した研究展開を推進し、学術的成果を社会課題への解決へとつなげます。次に、社会実装とスタートアップ創出を活性化し、研究成果が実際の社会変革へと結びつくイノベーションを加速させます。さらに、これらの取り組みを継続的に強化するため、研究者が能力を最大限発揮できる環境と仕組みを整える戦略的HRM(人的資源マネジメント)の構築を進めて行きます。
J-PEAKSを通じて本学のすべての学部・研究科・研究所の力を結集し、国内外の関係機関との連携を一層強化しながら、Well-being領域において世界を牽引する中核的研究大学の実現に取り組んでまいります。皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
事業内容
本事業では、「異分野融合型総合知により革新的な卓越研究大学群を牽引する中核大学としてグローバルWell-being共創社会を実現すること」を10年後のビジョンに掲げ、国内外のトップ大学等との戦略的研究融合・機能補完による卓越性の高い研究力強化、大胆なガバナンス改革、全学的な大学院改革を実行し、強み・特色である「超多項目健康ビッグデータを基にした研究」をさらに先鋭化し、グローバルWell-being研究における世界トップレベルの研究拠点を形成します。
大学ビジョン
異分野融合型総合知により革新的な卓越研究大学群を構築し、この研究大学群を牽引する中核大学としてグローバルWell-being 共創社会を実現する。短命県・人口減少等の課題を抱えるエリアにて、「ユーザー(生活者) 起点のイノベーション」を創出、「人とデータのプラットフォーム」を形成、「Well-being を基軸とした経済循環モデル」を構築し、人々の健康と暮らしを豊かにする持続可能な街づくりを進める。
強みや特色
本学が卓越性を持つ世界で唯一無二の超多項目健康ビッグデータ(約3,000項目 × 1,000人超 × 20年以上)を更に拡充し、参画機関の「知」を集結させた異分野融合型総合知によるオープンサイエンス(データコモンズ)を新たな価値創造の源泉とし、最先端の統合予防医学・健康社会科学研究を基盤とする領域融合型Well-being 研究を先鋭化(新領域創成)する。
研究力の向上戦略
健康ビッグデータ研究を柱として、異分野融合総合知で世界レベルの研究力に引き上げるため新設した「グローバルWell-being 総合研究所」を中心に、全学横断型の研究を展開する。また、研究開発マネジメント人材の評価・昇進制度のキャリア体制・人材育成システムの構築など、大学院における独自の教育プログラムで、持続的な研究力向上に向け、人的資源マネジメントシステムを構築する。
大学ビジョン実現に向けたロードマップ
戦略1
グローバル Well-being 共創社会実現に向けた総合知による研究展開
- グローバル Well-being 総合研究所の新設
- 異分野融合型総合知による全学展開
- 世界唯一の統合リアルワールドデータ群 (IRWD) を構築・拡大
- 国内外トップ大学等との研究融合・機能補完
- ビジョン・ドリブン型のイノベーションエコシステム構築 (共創研究所)
- 研究環境の整備
戦略2
社会実装・スタートアップ創出の活性化によるイノベーション創出の加速
- Well-being 社会実装本部の新設 (研究支援体制の強化)
- スタートアップ創出推進室の新設
- 地域ファンドを創設、LP出資
- COI-NEXTに次ぐ本学の看板となる研究シーズの発掘・育成
戦略3
持続的な研究力向上を実現するための戦略的HRM(人的資源マネジメント)の構築
- Well-being 研究の横展開に向けた全学的な大学院改革
- 戦略的インセンティブによる大学院学生に対する支援強化
- 研究開発マネジメント人材のキャリア構築体制の確立
- 研究開発マネジメント人材候補の育成
10年後の到達目標(アウトカム指標)
パブリックヘルス6分野 TOP10%論文率
15.0% 事業開始前10.1%共同研究費受入額
20億円 事業開始前6.5億円スタートアップ創業数
30社 事業開始前5社自治体からの投資額
5億円 事業開始前1.5億円