弘前大学が掲げる「異分野融合型総合知」の概念
「異分野融合型総合知」とは、「異分野融合」と「総合知」を組み合わせ、さらに広い領域・分野・組織間での連携・融合を意図したものです。
社会が多様化・複雑化する中、本学が有する全領域のリソースや国内外のトップ研究大学等の強みをすべて組み合わせて、より多様で質の高い研究成果・イノベーションを創出する「知」の基盤を構築し、その活力をより一層高めていこうという考え方を表しています。
「異分野融合型総合知」でグローバルWell-being共創社会を実現する
単なる学問分野の枠組みを超えた連携にとどまらず、国内外の有力大学や企業、自治体などの多様な組織間のリソースを「Well-being(ウェルビーイング)」という一つの軸で統合し、新たな価値を創造する知の基盤を指します。
3つの重点研究領域の融合
大学の強みをさらに先鋭化させるため、以下の3つの領域を戦略的に融合させています。 • グローバルヘルス・予防医学領域: 健康ビッグデータを活用した先端的な予防医学研究。 • ライフサイエンス・テクノロジー領域: 検査システムや健康測定デバイス、食・エネルギーなどの技術開発。 • Well-beingソーシャルサイエンス領域: 経済循環モデル、地域社会研究、心理的・社会的要因の解明。
異分野融合を促進するメカニズム
「総合知」を実効性のあるものにするため、組織や人材の面で大胆な改革を実行しています。 • グローバルWell-being総合研究所: 各学部間の壁を取り払い、医学、理工学、農学、人文社会科学などのコア研究者を配置した「学内特区」的な実行組織です。 • 高度専門URA(イネーブラー): 研究戦略の策定や外部連携、異分野間の橋渡しを専門的に担う人材を配置し、研究と社会実装のシナジーを最大化します。 • 大学院改革: 3領域を軸とした「グローバルWell-being研究科(仮称)」を構想し、異分野融合教育を受けた次世代の研究者を育成します。
この総合知は、単なる学術研究に留まりません。生活者(ユーザー)を起点としたイノベーションを創出し、「短命県」や「人口減少」といった地域課題の解決を、地球規模の課題解決や経済循環モデルの構築へと繋げることを目指しています